訪れてみて、びっくり。食器棚が何だかガラガラしていて、若干以前と様子が違う(@_@; 「やっと片付ける気になったのかな?」と不思議に思ったら、壁紙を張り替えるリフォームをすることになったので、家具を移動しなくてはならないとのこと。まあ、築20年以上経っているし、黒ずみや部分はがれもあるから、きいて納得ではあるんだけどね。
で、「この際、食器や服を少し持っていくか?」というのです。私はもうモノは増やしたくはないんだけど、私が引き取らなければ永遠に持っているかもしれない…と危惧すると、実家を広くするお手伝いにはなるかな?と思って、できるかぎりいただいて行こうと思って、臨みました。
まず食器。もとは料理道楽の父です。単身赴任してた時に、食器棚一本分食器を増やして帰ってきました。冠婚葬祭も親戚も多い父、もともと引き出物の食器類であふれ返っていた上に。今は子供たちも巣立ち、来客もなくなったため、食器はもう大して要らないというのに、食器棚3本分+シンク周りやら食器棚の上やらドッサリあります。
紙袋3袋分いただくことになりました。結婚した弟の所にも徐々に譲っているようでした。
何気なくベランダを見たら、ダンボール箱がずらりと並んでいます。開いた蓋の中には丁寧に新聞紙でくるんであるモノが!(@_@; さながら引越し準備か遺跡の発掘現場のようです。
あれだけの食器、いつ使うんだろう、と思ったら暗澹としました。あれら準備はどれほど大変だったろうに。とっておくということは、それをまた元に戻す作業が待っているということだ。何で大量のモノを右から左へ移さなくてはならないのか?少ないモノで快適に暮らしている今の私には、理不尽な苦行にしか見えませんでした。
もちろん、そんなことは口に出せませんが…。
続いて、母の服。母は重度の身体障害を持っているので、もう自力で外出することはできず、便のコントロールも不能なので、着られる衣服は限られていますし、外出そのものを通院以外はもうしていません。
納戸状態の部屋へ足を踏み入れると、今まで「見なかったこと」にしていた服たちを見ることになります。回転式ハンガーにかけられた膨大な服…何百枚はオーバーですが、100枚はあるかも。
それが、ことごとく「要らない」のです(悲)。年齢も違います。時代も違います。趣味が違って当然なのですが、見事なまでに一つも身に着けたいモノがないのです。親を喜ばせるために、ポーズだけでも持っていくふりをしたかったのですが…。
衣服は、やっぱり「きれい」というキモチのためにあるべきですよね?「素敵」「似合う」「美しく見える」「お洒落」…母の服を身に着けてもどれも成り立たないような気がしました。私は暗い色を着ると老けて見える顔色なのですが、母の服は見事なまでに“ドドメ色”のオンパレードなんだもん(悲)。しかも基本的に安物です。枚数を10分の1にして、10倍の値段のモノを買えばいいのにね…。
私が「要らない」と言えば、踏ん切りがついて捨てるでしょうか?今は着用可能な服は古布としてリサイクルするから、少しは罪悪感は少なくて済むでしょうか?でもあれだけの量の服を捨てるのは、どんな理由があろうとつらいだろうなー。
そして、母のアクセサリー。上記理由で、アクセサリーも出番がないです。お菓子の入っていた箱に整然と収められていたアクセサリーたちを見て、再び落胆。ほんとうに…どうして一つもほしくないんでしょうか?(悲)
基本的に、“高価な貴金属”ではないです。昔のおばさんファッションの基本のブローチやコサージュがほとんどですが、今の私はブローチを着ける服も着ける機会も皆無です。
一つだけ、父親の海外旅行土産の、イタリア製のカメオはちょっとだけ素敵だな、と感じました。実際いつ身に着けるんだろう、と考えると思いつかないのですが…。考えることは同じで(笑)、母も、これは持っていると言いました。オルゴールボックスもちょうど「発掘」されましたので、数点とっておくことになりました。こういう「持っている」は意味があると思うんだよね。取り出して見ていい気持ちになれるということは、アクセサリーとして「生きて」いると思います(^_-)
残りを「捨てる」ことはできるのかなあ…(心配)。
「要らない」と断るのも、価値を否定するかのようで心苦しかったのですが、ここで引き取ってしまったら、後でもっとつらくなります(><; 譲ってくれようとした愛情に、深く感謝して、ゴメンナサイです(-人-)
しかし…普段「見てみぬふり」をしていた“暗部”を直視することになって、結構げっそりしてしまいました。ほんとに…モノにはマイナスパワーがありますね。家に精気を吸い取られたよう。親は親なりに整理整頓はしてあるのですが、誰も着ない時代遅れの大量の服は、ジットリと空気を淀ませていました。
「いつか娘に譲るかも…」という思いで、今までとっておいてくれたのでしょうね。リフォームというきっかけで、私が要らない、ということがはっきりしたら、踏ん切りがつくかな?
実家を離れて15年余り。私もやっと「親離れ」したのかなあ、と少しさびしい感慨に耽りました。
私も以前、母がパート先でもらってきた大量の安物(と思われる)バックを「要らない」と言ったら、「せっかくもらってきたのに!」「でも要らないものは要らない!!」とけんかになりました(-_-;)
親って、子供の趣味はわかってる、と思って疑わないものなのでしょうか・・・
eribowさんが少しもらって来たので、ご実家の食器棚が少しは片付くといいですね。
親の家は親の家、ですものね・・・結局親自身に何とかしてもらうより他はないのでしょう(^_^;)
>実家の食器棚が少しは片付く
と思っていそいそともらおうとしたのですが、
ベランダのダンボール箱たちを見て敗北orzでした
>嫁に行った娘二人分と自分の分とでバック6ヶを買ってしまう親
それもスゴいですね〜(@_@;
でも私もかつて「お買い得だから」と同じ服を
色違いで3枚買ったりしてたからな〜(遠い目)<笑えない
亀レス、すみませんm(__)m
「持つなら使え」、いい感じにできましたね(^_-☆
お弁当が入るサイズって、重要ですよね(-_☆